大銀経済経営研究所では大分の経済動向、景気動向を豊富な統計データや主要企業の活動状況等から分析し、各種調査レポートを月刊誌として毎月発行しております。刻一刻変化する大分の経済動向を毎月皆様にお伝えしています。
大分県において自動車産業が含まれる輸送機械工業の2019年の製造品出荷額等は、約6,400億円(構成比:14.9%)と製造業の中で第1位となっており、自動車産業は大分県の主要産業と言える。
そのような中、自動車産業は「100年に1度」と呼ばれる大変革期に入っており、特に世界的に注目されているのが、電気自動車に代表される自動車の「電動化(以下、EV 化)」である。ガソリン車は1台当たり約3万点の部品により構成されているが、経済産業省の「新素形材産業ビジョン(2013年3月)」によれば、約1万1,000点が電気自動車には不要になると指摘されており、EV 化は自動車産業に多大な影響を及ぼすものと見られている。
そこで当研究所では、大分県の自動車部品製造業の部品出荷額や集積状況などを把握するとともに、県内で自動車部品を製造する事業所にアンケート、ヒアリング調査を実施し、自動車のEV 化が県内自動車部品製造業に与える影響や今後県内自動車部品製造業に求められる取り組みなどについて調査した。
語り手 | 株式会社日本薬研 代表取締役社長 清塘 和男 氏 |
聞き手 | 大分銀行洞門支店 支店長 福田立枝 |