大銀経済経営研究所では大分の経済動向、景気動向を豊富な統計データや主要企業の活動状況等から分析し、各種調査レポートを月刊誌として毎月発行しております。刻一刻変化する大分の経済動向を毎月皆様にお伝えしています。
1.大分県の賃金指数の推移を見ると、名目賃金は上昇したが、物価上昇率を加味した実質賃金は低下しており、賃上げの勢いが物価上昇に追いついていないことが分かった。
2.大分市の消費者物価指数は上昇傾向が続いており、特に「家具・家事用品」や「食料」は2020年の水準を大きく上回った。
3.大分県民向けに実施したアンケートでは、今期の収入DIは「減少」超(▲7.2、前期比▲0.2ポイント)となった一方、消費支出DIは「増加」超(+32.8、前期比▲1.0ポイント)となった。
4.消費支出DI を費目別に見ると、「水道光熱費」「食料品」「日用品」などは「増加」超となった一方、「旅行」「外食費」「教養・娯楽」などでは「減少」超となった。
前期比では「食料品」「教養・娯楽」「旅行」を除く全ての費目で消費支出DI が低下しており、特に「衣類・身の回り品」は大幅な低下となった。
5.9割超の人が物価上昇の影響を感じていると回答した。物価上昇が続く中で家計の負担感がより一層高まっている。
| 語り手 | 有限会社エイコー印刷 代表取締役 安部 秀徳氏 |
| 聞き手 | 大分銀行石垣支店兼大学通支店 支店長 山口 寛志 |